たったそれだけのことが何故
たったそれだけのことが何故

たったそれだけのことが何故

毎日わたしがお仕事から帰る頃には子ども達が夕方のお片付けをしてくれて…いません…

コラー!
お片付けは18:00になったら始める約束でしょぉおおおおああああ!
お、お洗濯物が外で揺れているじゃないかぁあああ!
床には食べ散らかしたおやつのゴミが散乱していて
猫は好き放題テーブルの上で寛いで…うう。
アイロンを使ったら使いっぱなし、台は出たまんま

ふ。

だいたい毎日こんな調子ですね、ハハ。(乾いた笑い)
それでどうするかって?
まあ、日によって違うけれど基本はママはもう知らん!
ってお風呂に入っちゃう。
そこらへんのご飯でも食べやがれい!
そして、ふて寝。

或いはギャーギャー指示しながらあれこれさせて
ものすごーく美味しい夜ご飯を作ってそれで釣る(笑)
お片付け終えたら食べられるのよー、とかなんとか。

でね、動きながら思うんです。
この人たちったら、たったこんだけのこと何故やれないのかしらん。
ママなら秒で終わるのに。
うーん、うーん。

でね、わかりました。
たったこんだけのこと、ってのはわたしだから思うんだね。
わたし基準なんだからわたしにとっては簡単なこと。
ベンチの上を片付ける、というのはどういうことなのか
床をはく、というのはどういうことなのか。

子ども達にとってそれはわたしの基準とは違うんだろう
或いはそれに対して重要性を見出せていないからなおざりになるってのもある。
実際、それぞれの部屋はすごいことになっているもんな。

床の上に脱ぎ捨てられた洋服の山があり
ベッドまで辿り着くのさえ困難
飲み終えたペットボトルはそこらここらに散乱しているし
お布団なんかいつか洗ったシーツ、まだかけてもない

そのくせ制服にはきっちりアイロンかけて行くし
猫の毛一本もつけては出かけない徹底ぶり
髪の毛はきっちりセットするし靴もピカピカ

すごいよね、君たち。
お外でのあんた達しか知らないひとは
あんた達がこんなゴミ屋敷から出てきてるなんざ想像もつくまい。

まあ確かに自分でちゃっちゃとアイロンをかけられるのは素晴らしいし
それぞれのマイルールにおける重要箇所についてはきっちりしている。

因みに、寝室からよろよろと朝起きてリビングを通ると
直視することさえ出来ないほどとっ散らかっているのに
ママはお仕事行ってくるから片付けておいてね!と言い残して
帰宅したなり目に入るのは朝より更に酷い状態のリビング。

オッフ…なんてことなの…
こんなところであなた達は一日過ごしていたのかい?
髪の毛が総立ちになり蛇に変わりかけたところで
「ママ、おかえりなさぁい!」

嗚呼末っ子に可愛い声で言われちゃこっちもふにゃんとしてしまう
だけど、だけどお願い…かーたーづーけーてー!

わたし自身は小さな頃からとにかく異常なくらい整理整頓にこだわりがあって
教科書や本を並べるのにも
背丈順にするか奥行きの幅順にするかで悩むだとか
引き出しの中が少しでも乱れると心も乱れるというか(笑)
あ、それとお洗濯物を干すときにちょっとでもズレているのも嫌いだったし
全てのお洗濯物が出揃ってからハンガーの間隔を決めるようなところがあって…
え?そっちが異常?
うん、そうなのかもしれないですね(白目)

床にモノが落ちているだけで思考が吹き飛びます。
シンクにお皿があるだけで目眩がします
朝の新聞の中に挟んであった広告紙がはみ出ているのも気持ち悪い
…実際、とても辛いです。
他人と暮らすのが本当にムリ。
パパにとっても相当なストレスだったでしょうね
だから逃げ出したのかしら(棒)

だからね、思うんです
子ども達がこんな豚小屋みたいなところででも上機嫌でいられる
それはそれとして悪くないかもしれないな、って。
だけどやっぱりわたしは辛いわけで
だから最低限リビングだけはお願いしますってことに今はなっています
幸いなことに子ども達にはそれぞれの部屋があるので
そこについてはママも口出ししないよ、と決めています

「は?部屋が散らかってる?なんでたったそれだけのことでギャーギャー言うわけ?」
…はい、そうですね。

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