お仕事先での会話。
ICT支援員もヘルプデスクもそのうちお仕事はなくなるだろうね、という話。
そうね、理想ではそうでしょう。
だってそうでしょ、みんなが日常的に機器を使うようになれば
どうしてその使い方を指南するひとが必要であろうか。
ほんとうは今だってそう。
子ども達も先生もiPadなんか普通に使えるよね。
ただそこに”教育用”という飾りともつかない飾りが付くことで
血税を投入したのだからとかいう大義のもと
あーだこーだと意味不明な縛りを作ったものだから
それに対してのエラーが現場で起きているというだけのこと。
で、わたしの仕事がまさにそれだから言いにくいけどね…という雰囲気だった。
だけどそんなお気遣いはぜんぜん無用。
そんな想定なんかわたしには全然意味がない
何度も言うけど想定ってのは想定したひとにとってしか作用しない。
当たり前なんてものはぜんぜん当たり前じゃないよ
だってそうでしょ。
IT企業ばかりが入居するオフィスビル群の中のとあるデスクに
高校すら途中で放り出してとっとと家庭に入って
12人の子どもを産んで育てているシングルマザーがいるんだよ?
しかもなに一つ自分からは奪いに行っていない。
全ては向こうからやってきた流れであり身を委ねただけ。
ひとりの子を育てるのにいくらかかるから…なんていう計算をするひとに言いたい
それを言い出したらなにもかもがその通りになってしまう
今の仕事をずっと続けようとはそもそも考えていなくて
ここまで連れてきてもらったご縁にただただ心から感謝しつつ
今日は明日へ、明日は明後日へ続くことをわたしは信じているというだけ。
どんな形で?それは知らないけれど。