何年前のことだったか、もう思い出せない程ですが
どの子かの小学校入学前検診の待ち時間中に
保護者向け、としてあった講演会の講師の方の本です
とてもとても大切なことが書いてあるので
子育てに行き詰まりを感じているひとはご一読ください。
講演会後に「本も買ってね、てへ。」みたいなお話もあって
なのにその場ですんなり購入しなかったことを今も悔やんでいます
でも、どうしてだったか…その後松井さんとは繋がって
内容とても素晴らしかったです、とお伝えすることが出来ました
「あなたも頑張りなさい」と声をかけて頂き嬉しかったです
今ね、出勤する道々、ご自宅が目に入るんです。
不思議なものでやはりご縁のある方とは何処かにそういうサインが現れるものです
サルの母子の子育ての様子を見たことがありますか?
小さなうち、子ザルはいつもおかあさんの胸に抱かれておっぱいをくわえています。実に幸せそうなお顔です
おかあさんは子ザルの求めるまま、いつでも自由におっぱいをあげます
次第に成長すると子ザルはおかあさんの胸のなかだけでなく外に対して興味を抱きます
他の子ザルと戯れあったり、小枝を掴んだりよそのおとなザルに関わったりし始めます
このときおきあさんは自由にさせておきますが
子ザルのピンチにはすっ飛んできてさっと我が子を抱えて行きます
時には子ザルが何処かへ行きたいといっても尻尾や後ろ脚をつかんだまま、ということもあります
そしてそのうち離乳が始まるとおかあさんはおっぱいをせがむ子ザルに対して邪険に扱うように見えるほどの拒絶を見せます
しがみつく子ザルを振り解いて逃げ出すこともあります
が、それでもやはりピンチには飛んできて抱えて連れ去ります
授乳のタイミングがおかあさん次第、になって行くんですね
そしておかあさんはエサを決して子ザルにも分けてやらないそうです
子ザルが持っているものを横取りすることは多々ありますが(笑)
それは大きな目で見ると、生きるための行動について子ザルが自分で責任を持つようになるための一番効率的な方法だとわかります
そして次第に子ザルはおかあさんから独立し(させられ)て行きます
ちなみに群れを統率するのは雄ザルが良いそうです
でもボスザルはモテないんだって(笑)
まあそれにも自然の摂理に基づく理由があるのだけれど。
兎にも角にもわたし達ひとりひとりが自然の一部であることを思い出せばその流れに乗って自由に過ごせるのかもしれません
子育てって、ただただ自分のあるがままの姿で傍らに存在することを意識する
それだけで良いのかもしれないですね