災害時に備えて
災害時に備えて

災害時に備えて

今日は簡易トイレの準備をしました。
45Lのゴミ袋、ペットシーツ、消臭袋、除菌シート、ノズルボトル。
これらをひとまとめにしたものを小さな袋に入れてひとりぶん。
もちろんダンボールの組み立て式トイレもいくつか準備してあるけれど
このセットはもっと簡易的なもので何処ででもすぐに使えるのが良い。
ノズルボトルには賞味期限切れの水を入れてウォシュレットのように使うために準備しています
このほか生理用品は数ヶ月分準備しておけば間違いないね
我が家は女子が多いから特に気をつけておかなくちゃ。

災害と言えばやはり地震が一番身近なものです
2011年の東北のそれ、2016年の九州のそれ。
幼い日を過ごした街の半分が失われたこと
何度も通った阿蘇の変わり果てた姿

家族が今日もまた家に帰って来ることの幸せを多くのひとが痛いほど感じたのではないでしょうか
身体を置いて旅立つことを受け入れた御霊がすべて光に帰れますように
彼らがこの世に想いを繋がざるを得ないような哀しみから解放されますように

災害の傷痕を後世に遺す必要があるのかわたしにはわかりません
多くのひとが失われた日常に思いを馳せる機会となり未来への備えの礎となるとしても
誰かの胸に残る傷が癒えるのを阻むのであればそれは辛すぎるから。

我が子を乗せたまま泥に埋まったバスの側で座り込む母親の姿
たったひとり土砂に連れて行かれた我が子の名を叫んだ母親の声は
彼女たちを置いて行くことを選んだ息子や娘にいつ届くのでしょうか

全ては良いと知っても
それはそれだけれども、と
疼く胸と込み上げる涙を手放すにはまだ時間がかかりそうです
なぜひとは哀しみを背負うのか
哀が愛に成る、とはもしかしたら
ひとが産まれる限り永遠のテーマなのかもしれません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA