本日の最高気温は数字では10℃。
とはいえもう夕方にとりこむお洗濯物はほんのり温かいし
素足でいても辛くないどころかセーターも要らないくらいの陽気。
三寒四温で本格的な春を迎えるのだとは知っているけれど
明日以降の週間天気予報の最高気温は18℃、17℃…と
かなり暖かくなりそうだと告げている
土手に顔を出した土筆を熱心に摘み取るひとがそこここに見えて
それなりの年齢の”おかあさん”に聞いてみたくなる
「どんなお料理になるんですか?」
そういえば幼い頃暮らしていた団地のお庭には野蒜がそこここに生えていて
摘んで母に差し出すとニラ卵みたいにしてくれたっけ、と思い出す。
土手の土筆を今季こそは食べてみたいと思いつつ
それが顔を出したところを見つけただけでも大満足
いつもは気づくと立派なスギナになっちゃっていたからね。
こうしてほんの少しずつ、けどしっかり
巡る季節というやつを感じられるようになるのは嬉しいことだと思う
あのおばあちゃんの手に握りしめられていた土筆の頭が
ボク達、食卓に並ぶんだよとでも言うように少し誇らしげに見えたのは
それに気づいたわたしへのメッセージだったかもしれない。
地球と話す、なんて実はそんな小難しいことでもなくて
こんな春先の夕方何処にでもある風景を味わうことなのかもしれないよね