喜怒哀楽についてある程度理解していたつもりだったけれど
はっきりしたことがあるので書き留めておきます
断言するのは辛いけれど事実だそうなので。
ひとがこの世に産まれ落ちた直後から感じられる
最も原始的感覚は喜び。
それはかつており、いつかかえる場所「楽」の名残りであって
他者との関わりを持たずとも感じることが出来る
容易く感じられるため、心地良さをここに紐付けようとすると自我は肥大する
それを食い止め、魂の本来の望みを思い出させようと起きる出来事は
必ずしも喜びを感じ得るものばかりでもなく
人はそれにより怒りを感じる
なぜ奪われるのか、与えられないのか、持続しないのか、という怒り
そして、目覚めが近いひとには哀しみが与えられる
それは外部からの干渉により引き起こされることもあるし
自らの選びに起因して与えられることもある
痛み、苦しみ、辛さ、貧しさ、それらは神との関係がいったん切れてしまったのではないかと思わせる程度には強い
しかしその中に在ってなお希望を見出すものが愛と出会う
哀は愛への唯一の道である
哀を持たないひと(などいないが、それを受容れるかどうかで道が変わる)は愛を知れないままになり
徹底的に拒絶することを決めた瞬間、その人生においては愛と出会わないことになる
愛とは何なのか
それこから出て帰ることを思い出す
その道を自らが閉ざすこと、それが地獄と呼ばれるもの。
地獄はこの世にしか存在しない
しかしその中で生涯を終える者は目も耳も全てを閉ざしたまま存在するため
肉体を脱ぐ瞬間を越えてもそれを選ぶなら愛への回帰を実感することも出来ない
愛を知りたい、もっと深くまで。
それが、すべてのひとがこの世に産まれた理由
「愛したい」という魂の願い。