セクストーションから守る
セクストーションから守る

セクストーションから守る

SNSを媒介してリアルに出会うことなく”友だち”が生まれる時代。
そんなもん、友だちでもナンデモネーなんてのはこっちの言い分であって
それがそうであるとするひとにとってはそうなんだよね
まあそれについてはまた、いつか。

ひと、というのは物事を判断するとき
いつだって自分を基準にしている

わたしはものすごく腹黒い()から
見ず知らずの、まして姿も見えないひとのことなど信じない…つもり。いちおう。
やけに弱気じゃないか、って?
そりゃあそうもなります

ブラウザの向こう側なんて伏魔殿
何が起きたっておかしくないのだから。
用心しているつもりが、実は丸腰でしたなんてことは通常運転
どんな手を打ったって次の瞬間にはそれは攻略されてしまう
慎重すぎても、し足りないくらいだと覚えていてほしい

そして、子ども達は哀しいくらいに純粋。
大海をわたる笹舟、月を目指す竹馬のよう
愚直であり、悪用しようとする者から見れば愚鈍すぎる
わたし達がそれを意識しないまま
子ども達にスマホを持たせないことを心から願っています

そんな、スマホデビューしたてのお年頃の男の子も女の子も
第二次性徴を迎え、近づきつつあるその日…つまり
お父さんお母さんになるための支度も着実に進むでしょう
それぞれのセクシュアリティに導かれ、時には動物的本能の衝動に駆られることもきっと、ある

これはとてもセンシティブな話題だから大切に扱いたい。
センシティブだからと言ってこそこそ隠すことなく
でも、、お天道さまの下で明け透けに話すことでもない…

例えるなら月が優しく空に灯る頃
風が木々の葉を揺らす音さえ聴こえるような静かさの中で
子ども達の瞳がわたし達を見返している
それがほんのり伝わる程度のやわらかな闇の中で伝えたい

あなたがもう少し先の未来に
誰かと恋をして結ばれたなら
きっと可愛い赤ちゃんがお腹に宿るでしょう
その日のためにあなたの中には
異性に好ましく思われたいという欲が芽生えます
それは、結ばれる相手に見つけられるための大切なものだから
誰彼構わず見せびらかす必要はありません

でも、もしかしたらあなたは間違えてしまうこともある
好意を覚えた相手にあなたの大切な画像を送る、なんてことがあるかもしれないね
もし、その画像のことで相手があなたを傷つけようとするならママに相談して欲しい。
必ずそこから救い出すから。

昨今、面識のないひとがSNSのアカウント経由で近づき
しばらくDMで他愛無いやりとりを続けて”仲良く”なり
相手の恋心と下心を刺激して性的な画像を”送り合う”よう誘い
送信した画像を使って脅しをかけるような犯罪が激増しています

アカウントを知られているのでそれまで投稿した内容を精査され
公開範囲が広ければ広いほど、深ければ深いほど
(例えば行動範囲を知られるような内容、休日がいつなのか、勤め先や学校の情報、居住地を推察されるような内容、家族構成などが露呈します)
脅されたときの精神的なダメージは大きくなります

これは、個人の承認要求を満たすための投稿を逆手に取った犯罪です
承認要求を満たすため、”充実した”毎日の様子を子ども達は
ほとんどの場合本アカで投稿しており、そこを突かれてしまいます

さて、脅しとはどんな脅しでしょうか
それは、具体的に金銭を要求してきます
子ども達はなんとかしてそれに対応しようとするでしょう
幾度か支払いをして、窮地に立たされたとき
あなたに相談出来れば幸運です
実際に命を絶ってしまう子ども達が大勢います

子ども達に相談を受けた時、決して非難してはなりません
彼らは充分に傷つき、後悔しています
ネットリテラシーについて話すのは傷が癒えてからで良い
あなたが今すぐにしなければならないことは警察に駆け込むこと
そして子ども達のスマホを証拠として提出すること

事件として解決するとは言いきれません
でも、あなたはあなたの子どもの命を守ることが出来ます
ネットリテラシーは心に余力のあるとき
つまりスマホを手渡す前にしっかり伝えなければなりません
起こりうる事象と対応、そして
いついかなる時も必ず守る、という誓いを手渡す必要があります

子ども達の命を守るために
あなたは命を賭けなければなりません
スマホを手渡すということは、実に面倒なことの始まりであるという事実から
わたし達は決して逃れることも誤魔化すことも出来ないと知るべきです

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