神様は、何処かで誰かが飢えに苦しむのを見過ごしてほかの誰かだけに富を与えるだろうか
誰かを傷つけるためにほかの誰かが争いを仕掛けることを喜ぶだろうか
誰かが自分のためだけの利益を手中に収めるためにほかの誰かを騙すことを後押しするだろうか
最後の一つを誰にも譲らず
歩みののろいものを蹴散らし
意に沿わない者の失脚を願い
見下した誰かを嘲笑う
そんな神は在るのだろうか
神道に言われる神々がやたらと人間くさいこと
それはもしかしたら、この世に出るすべてのひとが神であって
それぞれが各々の性質を抱きながら生涯を神として生き続けよと
そう伝えたいのかもしれません
神殿に詣るときに霰もない姿で臨むひとはなく
企てを潜ませたまま祝詞を上げるひともなく
参道に汚物を撒き散らすひともいません
あなたは神であり
その肉体は神殿であるとするなら
どう生きたいと望むでしょう
——————–
あなたがたは神の宮であって
神の御霊が自分のうちに宿っていることを知らないのか。
〜コリント人への第一の手紙 3章16節〜