バンド編成が好き
バンド編成が好き

バンド編成が好き

いつだったか、当時大好きだった大橋トリオさんのライブを観に行きました
サポートメンバーとして長岡亮介さんがいたり赤い靴のふたりがいたりとなかなか豪華なステージだったのですが
とある楽曲の出だしで突然大橋さんが演奏をやめてしまったことがありました
すると、当然ですがホロホロと他の楽器達もほどけ始めてしまい
「ごめんごめん!」と大橋さんが何某かを話して再度スタート、となったのですが。
これこそがLiveの醍醐味だなと感激しました

ふだん何気なく耳にしている楽曲というのが、いくつかの楽器の音色で編み上げられていて
当然なはずだけれどそれが解けたり再度編み上げられるものであり、かつ
各々の技量が素晴らしいと、とても幸せな気持ちになります
バンド編成の魅力は、何処から見ても(聞いても)すてき、というところ。

大橋さんは今でも良く聴いていますが斉藤和義さんの男くさい感じも大好きで
特にLiveの音源は出退勤時にわたしを充電してくれます

おふたりともに楽曲の制作、全てのパート演奏、そしてもちろん歌唱も全てこなせる方ですから
レコーディング時には全編をひとりで仕上げてしまえるけれど
やはりそれはバンドでの一発録りとは質が違ってくるそうで
時にはそれぞれの演者さんの出す音が欲しいから、とバンド編成にこだわることもあるそうです

それで、何に気づいたかというと
わたしもせっちゃんと同じだ!(でへ。)ということ。
それなりに、ひとりでもあれこれなんとなくは出来るのですが
おかあさん本舗から生まれるものには
素晴らしい皆さんの力を貸して頂こうと再認識した、ということです

活動の幹となる「もういちど生まれる」と銘打ったワークショップは
おかあさん自身が自分の内面を静かに観察し、自分自身を癒して行く大切なものですが
初回のみのスペシャルなギフトの提供はわたしの大好きな写真家:福添麻美さんの作成したもの。

それがなければワークショップの味わいは半分になってしまう、とわたしは考えています
だから”初めまして”をまだ体験していない方の権利を守るため
内容については詳細を拡散されないようお願いしています

それから、わたしが知る”目に見えない世界”のあれとかこれは絵本にするつもりです
小さな子どもたちへの読み聞かせに使ってもらいたいと考えていますが
絵本だからって子ども向けでなければならないとは思わないんです
わたし自身も岩崎ちひろが大好きで、中でも「ひさの星」という物語が好きだったし
子ども達は、物語の本質を嗅ぎ分ける力を持っているため
“わかりやすい”絵である必要はなく、むしろ
世界観を共有出来る方であることがわたしにとっては大切にしたいこと、でした。

絵本にしたいと考えたとき
この方しかないだろうという画家さんには既にプロポーズをしていて、快諾して頂いています
「ぼくは、愛を感じないお仕事は引き受けないことにしている」と仰るその方には、ストレートに聞いてみました
「愛を感じますか?」

一生のうち、いちどたりとも声を荒げたことがないというその方はいかにもその方らしく
ずっしりと重さを感じさせ、それでいて底なしに優しく
「うん。」とだけ応えて下さいました。
この時、とても印象的だったのは
いくつかの物語を持ち込んだうちのひとつを指して
「これをね、たぶん最初に描くんだろうと思うんだよね」と仰られたこと。
その後も「順調に進んでいるようです」とのご連絡があり
ご自身の生み出す者達と同様、「時」が来るのを待たれていらっしゃるようです
「この世に必要なものであれば生まれる」がわたし達ふたりの合言葉です

そんなこんな、ゆるやかで、でも確かな流れに乗ると
おかあさん本舗のワークショップを開くために場所を使っても良いよと言って下さる方があらわれ
(実はこれもわたしがプロポーズしました)
日本全国のフリースクールにコンタクトしたうち一つのフリースクールの代表の方とのご縁も繋がりました

美しい声の持ち主でいらっしゃるその方に出会う前
おかあさん本舗のサイト内に置こうと考えていた「耳で読む本」の朗読は落ち着いた男性の声が良いなと考えていて
(視覚に訴えないよう、様々な工夫をして作成しています)
AIで音声を合成するアプリを使おうかと考えていましたが
ん?そういえば彼にお願いしたらぴったりでは??と思いあたり(笑)
出来ればお願いしたいのです、と申し出をしているところです

皆さん各々がその行く道で超一流であり
なによりもそのお仕事の美しさが他に類を見ない唯一無二のものなのです
そんな方々に出会えたことも、プロポーズを快諾してくださることも全てが身に余る光栄で
わたしという名前も、おかあさん本舗という名前も残さず
ただ、愛だけが残れば良いなあと考えています

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