ごめんね、ありがとう
ごめんね、ありがとう

ごめんね、ありがとう

「バーバ、今日はごめんね。いつもありがとう」

今日、本当なら歯医者さんへ連れて行ってもらうはずだった息子は文化委員長さん。

今月中旬の文化祭に向けていよいよ追い込みの時期でもあり、かつ
その幕が降りれば直ぐに受験対策に舵を切らなければならないとあって
学年全体がもう上を下への大騒動…メラメラメラ
先生までもが子ども達と一心同体で盛り上がっているようです

そんな中で見つけた隙間時間に
気になっていた歯のメンテナンスへ連れて行ってもらおう、とバーバに直接お願いしていたようでした

ところがどっこい、今日帰って来たのは19:00目前
もちろんとっくに歯医者は閉まっていて
気にかけて何度も家に来てくれていたバーバはとうとう堪忍袋の緒が切れたらしく
そんな約束があったことすら知らなかったわたしの携帯に17:00頃には連絡がありました

とにかく謝ってちょうだい!
怒り心頭に発する我が母。
ったくメンドクセーナー(わたし、心の声)
「ごめんね、おかあさん。何度も来てくれたのも知らなくて。(まだ家に帰ってすらないんですわよ)」
「いつも子ども達のことを気にかけてくれてありがとう。家に帰ったら確認して連絡させるよ(今そんなに文句言ったってどーしよーもねーべ)」

ぶりぶりぶりぶりと、あーた。
そんなんじゃハマチだってあっという間にブリになっちまいますえ。

家に戻って息子を探すも未だ帰宅せず。
ほかの子達は家にいて、怒髪天を衝かんばかりのバーバを目撃したらしく
なんであんなに怒るんだろうねー、てな具合にハナホジで話し合っていました

・約束をしたのに守らなかった
・連絡手段がないので度々確認に来なければならなかった
それが主たる怒りの原因で、まあ普通に考えればどっこいどっこい。
不可抗力なんてさ、あるじゃん。そんで予定変更になったとて息子は連絡ツールを持たないわけだし。
とはいえやっぱり、何度も家に来て覗いてくれたことは大変だったろうしね。

さて。この取組
我が家の息子はどんな決まり手を使ったと思いますか?

「バーバ、ごめんね。帰りたかったけどどうしても片付けなくちゃならない用事が出来て帰れなかったんだ。
何度も家に来てくれてありがとう。大変だったでしょう?ごめんね。
文化祭が終わったらまた連絡するからそのとき連れて行ってくれる?
いつも病院に連れて行ってくれてありがとう」

やるなおぬし。満点か(笑)

こんなお返事をもらった、と
改めてわたしに連絡があったときには
さっきのあのキレっぷりは何処へやら
破顔ぶりが目に浮かぶようでした

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自分は悪くない、とか
そりゃちょっとは悪かったけどさ…とか
そんなとき、先に相手がキレ散らかすと
なによ!と、つい喧嘩をしかけがちですが
そんな相手にこそ
ごめんねとありがとうを静かに伝えてみて下さい

これがとっても不思議なものでね。
相手の態度が変わろうが変わるまいがそれはどうでも良くて
それよりもっと素敵な変化が起きるんです
本当に、あっと驚く不思議なんだから是非試してみて欲しいんです

謝りたくないときにこそ、謝ってみるってこと。

何が起きたかぜひ教えて下さい。
ヒントは「相手が変わる」ではない、ってこと。
これまで、たくさんの人がこれを試してくれました

心を込める”必要”はないんです
とにかく大切なのは
そんなこと、絶対やりたくない。
そういう時に”実行してみる”こと

次にお目にかかるのが本当に楽しみです

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