出来ないこと、なんて放り出せ
出来ないこと、なんて放り出せ

出来ないこと、なんて放り出せ

末子@5年生が朝からイライラしている。
すっかり秋めいて来た昨晩、今季初めてのしゃぶしゃぶが食卓に上がったので
今朝はそれが雑炊になっていると思ったのに!と言う。
いやいや、あんだけ盛りだくさん具沢山
ほとんど食べ残しているのにそんなわけないっての

ちなみに朝ごはんのメニューは
汁椀の代わりがそのしゃぶしゃぶの残りもの
卵焼き、しゃぶしゃぶ用のお肉の余りで青じそとチーズを巻いて焼いたものと高菜のお漬物、白い炊きたてご飯
あらいやだ、完璧やない。

だけどイヤなんだって。
「はぁ…食べるものがない。」とウロウロ
まあ、給食があるし2〜3日食べなくたって死にゃしないさ。
「は?おなか空いたんですけど?」
ほんならあるもの食べなさいよ何でも良いでしょう
「いやだね、絶対食べない」
あっそう、じゃあ給食おかわりしてちょーだい

その後もあーだこーだとブツブツ文句ばかり言って
まるでちっこいヤ○ザみたいになっている
ストレートに言えば良いのに回りくどいやつめ。

ほんで?何が気に食わないってんの?
昨日のバチバチがあってもまだやるかこんにゃろ…とは思いつつも
そこはホレ、やっぱこっちはおかあさんですからね。←
で、そう聞くとわりとスムーズに答える。
「漢字の50問テストがいやだ」

へえ。なんで嫌なの?
「だってほとんどわからんもん」
や、そりゃー何ひとつ勉強してないんだからそりゃそうでしょ。
「それはそうだけど…」
漢字なんかやんない、って自分が選んでるんだから誇りを持ちなさいよ
「え、どんな?」
あんたが、漢字の練習していない間にやったこと
例えばこの前はゴボウ切ってアク抜きして天ぷらにしたじゃん?
あれ、出来る小学校5年生なんてほとんどいないと思うよ
「で?」
漢字50問テストという側面から見れば確かにあんたは出来ない子ちゃんでしょうよ
でも、他の側面を見れば素晴らしいこといっぱいあるやん?
そこに誇りを持ちなさいよってんだこんにゃろ。(とは言ってない)

「でも、点数取らなきゃまたやらされるもん」
やらされるならやりゃ良いじゃん
「でもまた書けんもん」
そんなの当たり前じゃん、やってないんだから。
点数取りたいならやりゃ良いだけでしょ
「でもやりたくないもん」
そんならやんなきゃ良いじゃん、何度でもそのまま出しなー

子ども達にはそれぞれ必ず”出来る”または”出来るようになるために取り組み続けることを厭わない”=やりたい、があります。
必ず、です
むしろそれを見落としている大人のほうが無能なんだと思って間違いない。
あなたが預かっているその子に”既に”なにが在るのか
見つけられないならせめて壊さないで欲しい。

50問テストで点数が半分以下だって良い。
お腹が空いている時に目の前にゴボウがあって
それを天ぷらにして食べられるってすごいじゃん。
その”すごい”がどんどん膨らんで
めっちゃ美味しいごぼう天を作れるようになって
それを誰かに食べさせたくなって
ほんならどうしよっかとかこうしようか、とか。
考えるでしょ、好きのためなら誰だって。

日本の舵をとるようなカンリョーだのナイカクソーリダイヂンにならずとも
日本を動かす原動力にはなれるんだわ。
ハンドル握ってギャーギャー喚いたってガソリン入ってなきゃ動かないんだわ。

子ども達の才能を壊して平均化なんか諮らんでよ。
一点突破する子を受け入れて行く体制整えるのが大人の役割だと思うわ!

2件のコメント

    1. わー!
      しのぶさんコメント付けてくださっていたのに気が付かなかった!
      だぁーれもいないと思っていたからとっっても嬉しいです

      来月、農場にお伺いする予定です!!

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